2014年6月20日金曜日

体験入居と帰宅願望


どうも,グループホームきよす マネージャ− 平林拓人です.

さて,グループホームきよすは最近,入居が続いています.今日も入居に向けて,体験入居をしていただいている利用者様がいらっしゃいます.
体験入居というのは,入居前に数回,日中と泊まりの体験をしていただいています.

その体験中,ほとんどの利用者様が帰宅願望がでます.もちろん,突然知らないグループホームきよすに泊まる事になりますので,当然ですね.

もちろん今日体験入居していただいた利用者様も帰宅願望が出ました.

「岐阜県のおばあちゃんのところにも行かないかんし,家のシャッターも閉めてないから,帰るわ.」とのこと.

以前の記事でも書きましたが,グループホームきよすでは帰宅願望は,居心地が悪いから出ると考えています.ですので,帰宅願望が出た時は,その場所に居たくないと判断し,一緒に外に出る様にしています.

今日も,夜の20時頃に帰宅願望が出てきましたので,一緒に外に出て中庭で立ち話.一時間もしたら,

「こんな時間だし,帰ってもおばあちゃん寝とるであれだねぇ」

とおっしゃられ,「じゃあとりあえず中で珈琲でも淹れましょうか」といろいろ話まして,事業所の中へ.

グループホームきよすは,車通りの多い道が目の前にあるので,普段は施錠しています.ここで,大事なのは,利用者様が好きな時に外に出れるということを体験していただくことです.この体験を何度か繰り返すことにより,利用者様は少し閉塞感から解放されます.体験入居中や入居後も,外に出たいとおっしゃられたり,服をまとめ始めたりした時は,一緒にでることにしています.
これをしないと,

「ここは,刑務所か!外にも出れんし,閉じ込められとる!」

と興奮され,なかなか収束が難しくなります.ケアスタッフも対応に終われ,本人様も辛い思いをすることになります.

体験入居一日目の対応でその利用者様が事業所に持つイメージは大きくかわります.ぜひ,帰宅願望に悩んでいる事業所の方々,実践してみてください.入居後1年後でも,2年後でも有効です.本人様が出たい時に,一緒に外に出るだけです.最初は何時間も一緒に外を歩くことになるかもしれません,しかし,1ヶ月,半年,一年と続けるうちに,事業所の中で帰宅願望が出る人はいなくなります.(ごくたまに,帰宅願望がでるときもありますが)
現在グループホームきよすは,15名の利用者様が入居されていますが,週に1〜2回程度,軽い帰宅願望があるだけです.おすすめです!

では,今日はこの辺で!

グループホームきよす マネージャー 平林拓人


グループホームきよす
愛知県清須市西田中本城46番地

twitter:@gh_kiyosu

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