2013年7月10日水曜日

帰宅願望について(帰宅願望がでた時にどう対応すべきか)


どうもグループホームきよす マネージャー 平林拓人です.

今日は帰宅願望や「外に出たい」と訴えられた時の対応について語りたいと思います.

実は昨日(7/9)に入居された利用者様がいらっしゃいます.昨日19:50頃に,ちょっと買い物でmozoに行って帰ってくる途中に自分の携帯にスタッフから着信がありました.出てみると,「今鴨池公園というところにいるんですけど,Yy様(新規利用者様)の帰宅願望につきあって出て来たら,帰り道がわからなくなってので,迎えにきてください.」とヘルプの電話(笑
本人様の帰宅願望は落ち着いてるか聞いたところ,「落ち着いてる」とのことだったので,もう大丈夫だろうと判断し迎えに行く事に.そして,無事グループホームきよすまで送り届ける.

で,さっき(7/10の3:50頃)にまた,違うスタッフから着信が!?
出れなかったので,コールバックしてみると,

夜中に「大きいラジカセがないで,取りに行かないかん」と本人様がおっしゃられ,最初はスタッフも話を傾聴していたんですが,それでも収まりそうにないということで,覚悟を決めて一緒に外を歩く事にしたそうです.

で結局事業所から歩いて30分くらいのところまで来て,本人様も帰りたくなったとのことで,ヘルプの電話が入ったのが事の経緯のようでした.(上の写真はこの時のものです)

またまた迎えに行って,安全にグループホームきよすまで送り届ける.

さて,ここからは真面目な話になりますが,帰宅願望が出た時や外に出たいなどの訴えがあったりした時は,基本的に一緒に外に出るということを実行しています.
「今はもう夜なので,寝て下さいね」や「ここからは出れないですよ」等と説得したところで,事態は好転しませんし,本人様のフラストレーションは溜まるばかりです.ですので,出たい時には一緒に出る.もし,「ついてくるな!」と言われれば,ソーッと電信柱の陰から見守りをしつつ,尾行します(本人様の認知機能の程度にもよりますが,安全が確保できるようであれば,尾行をします)

新規利用者様が入居されたばっかりの時は,リロケーションダメージ(環境の変化に伴う不安やストレス)が大きいので,特に注意深くケアしていきます.入居当初の帰宅願望等の対応に仕方によって,早く馴染まれるか,はたまた,いつまでも帰宅願望が続くか,が決まります.入居当初の初期対応を誤れば,帰宅願望はおさまらず,事業所に対して「ここは刑務所みたいなところだな!」みたいなイメージをもたれてしまい,その後のケアに影響します.

昨日の夕方の件でも夜中の件でも,スタッフは長く勤務しているスタッフで,過去には真夏の炎天下の中5時間以上帰宅願望につき合う等(熱中症対策に水分補給などが重要です)ある種の地獄(笑)を経験しているスタッフなので,「久しぶりの新規利用者様で,帰宅願望につきあって外に出るのが懐かしい感じがした」と話しておりました(笑

今回の夜中の件は,ラジカセを探されていたようなので,ご家族様に電話して,もし家で使っていたラジカセがあったら,持って来てもらうように,頼んでみようかなぁと考えています.

では,今日はこの辺で!また会う日まで!


グループホームきよす マネージャー 平林拓人

グループホームきよす
愛知県清須市西田中本城46番地
052-400-3004
http://www.activelifekiyosu.com








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